2009年9月27日日曜日

鴨川べりでお豆腐料理

北野天満宮やら三十三間堂やら歩き回った前日。
疲れてしまい、目が覚めたら9時半だった。
ホテルのチェックアウトは11時。

朝食は抜きです。汗

今日は最終日。どうしよ、何も予定を決めていない。
でも、京都に来たからにはお豆腐を食べたい。

京都の豆腐といえば嵯峨野清凉寺近くの森嘉
(「せいりょうじ」の「りょう」の字は、さんずいではないのです。にすいです。」
懐かしの学生時代。
卒論は清凉寺釈迦堂の釈迦如来像の五臓六腑をテーマに選んだっけ。
お釈迦様の胎内に「布で作った内蔵」が入ってるんですよ!
驚きでしょう??
これをテーマにしたのを考えると、アテクシは昔から変な物好きだったんだなぁ、とおもふ。汗
しかし、何でこのお釈迦様のことを知ったのか??謎です。

当時、卒論を書くにあたってちゃんとここを訪問してみました。
「ちゃんと提出できますように」とお祈りしたのはもちろんのことですが、肝心のお寺のことよりも森嘉の豆腐が美味しかったことのほうが記憶にある、、、のは何故か???汗
ネットでみてみると、今はお店では店頭販売だけしてるのかなぁ?私が訪れた時にはお店で食事が出来た気がするんだけど、、、(曖昧だな ^_^;;)

そんなこともあり、もう一度清凉寺に行って釈迦如来像を見て、近辺で森嘉の豆腐を使っている料理屋さんで湯豆腐でも食べるか?と思ったのですが、起きたのが遅かったのであまり遠くまで行く気分ではなくーーー。
ネットで検索すると鴨川ぞいの川床のある豆腐料理のお店がいくつかあるじゃないかー。

豆水楼」に行ってみることに決めた。
電話で一人でもOKか問い合わせをし予約。
ホテルをチェックアウトし、フロントにスーツケースを預けてから、さらにお腹をぺこぺこにするためにお店まで歩く。



六角堂。お参りをちゃんとして境内をぶらぶら。柳にたくさんのおみくじが。立派な柳の木。



途中で八百三という店の「柚味噌」の看板を発見!
1日目に何必館で魯山人展を見たとき、図録のサンプルを立ち読み。^_^;;
その時に、この看板は魯山人の篆刻だと書いてあったのを覚えていた。(これかぁ。。)

表のウィンドウに、なにやら可愛らしい柚子型の陶器が並んでいる。
柚味噌とはこういうものらしい。
なになに?(以下引用)

「何といってもおすすめなのは、ふろふき大根や加茂茄子の田楽で、その美味しさは他に比べるものがないくらいです。また、ゆがいた生麩やこんにゃく、豆腐などに付けても美味しいですし、料理屋さんでは和え物などに工夫してお使いいただいているとうかがっています。変わったところでは、ジャムの代わりにパンに塗って食べるお年寄りやお若い方もいらっしゃるとのことで、当店の柚味噌が幅広く愛されているものと、たいへん嬉しく感じております。」

うっ、旨そうです。これ読んでなかったので、買わなかったけど、、、んー残念!

八百三を通り過ぎ、てこてこ歩いて行く。
ちょうどいい時間に木屋町通りの豆水楼についた。
カウンターに通され着席。目の前では板さんが料理を盛りつけたりしてる。
奥を見ると川床の席が見える。(いいなぁ、、、)
鴨川からの風が店の中にも流れ込んでくる。



注文したのは「町家膳」(2,200円くらいだったかな)。
朝ご飯代わりなので、そんなに沢山食べられないと思って一番リーズナブルなコースにした。
コースの内容は

・ゴマ豆腐
・冷やしおぼろ豆腐
・いとより鯛と豆腐の湯葉あんかけ
・汲み上げ湯葉のお刺身
・天ぷら(豆腐とチーズ、ししとう、たけのこ、さつまいも)
・豆腐とろろ
・ご飯
・赤出汁
・香の物
・豆乳と梨のシャーベット

これだけ並ぶと「すごい量じゃない?」って気もしますが、どれも少しずつ。
(男性には量が少ないかもしれません。他のコースを注文するといいかも。)



料理の写真は撮らなかったので「食べログ」で見てね。

おぼろ豆腐なので、絹ごしのような喉ごしではありませんが、豆腐を色々な調理法と味で変化させ飽きさせない工夫がされています。

なるほどー、と思った一品は「とろろ豆腐」。
おそらく山芋と豆腐を擂り鉢で一緒に擂って、出汁や調味料で味付けしてあるのだと思いますが、上に乗ったウズラ卵の黄身と混ぜ合わせて、白ご飯にかけて食べるように勧められた。
これは、とろろ大好きなアテクシも今まで考えついたことがなかったパターンなので、家でやってみよう。
我が家定番の「鯖のとろろ汁」とはまた違い淡白な味わい。
これは良いお豆腐と山芋と出汁と調味料で作るべき。

板さんと、お話する。
京野菜を買って帰ったらどうです?とお勧めされ、北野天満宮の野菜苗の出店のことを話した。
九条葱の球根(?)が沢山売っていたので、それを買って帰りたかった話を私がすると、板さんは土壌が京野菜を育てる話をしてくれた。
考えてみたらおっしゃる通りで、いくら苗や種を買って別の土地で育てても、同じものができるわけがない。

うーん。「テロワール」です。。。( ´_ゝ`)

川床にも出てお店の人ともお話した。
この数年で川床も7〜80軒ぐらいに増えたそうだ。
いろんなジャンルの料理屋さんが川床を出すようになり、白い川床が作られたり、、などで景観維持が問題だそう。
京都は東京より景観保持についての法律がうるさいけど、ヨーロッパに比べたらまだまだだもんねえ。。難しいですね。

一度、大文字焼きの時に川床で食べてみたいなぁと思ったのであった。

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