2010年1月23日土曜日

冬の京都 紙と木版

「竹中木版竹笹堂」の体験教室に参加できることになったので、「紙と木版」をフューチャーすることに。
なんかひとつテーマがないと、、、

立ち寄ったお店。

■鈴木松風堂
http://www.kyo-rojishop.com/
歩いていたら町家風の店舗の中に和紙が沢山あるのを発見!型染和紙の素敵なのが沢山!
お店の中に吸い込まれていくー。
包材、箱などの資材も製造している会社らしく、筒状や箱状の製品が沢山並んでいます。

様々な模様の型染和紙を貼った丸い筒状のギフトボックスがとてもモダンで現代の暮らしにもぴったり。何入れよう。。。
使わない時はマトリョーシカのように入れ子に収納できます。



ここでも和紙の小物作りが体験できるようです。
http://www.kyotokamikobo.com/


■竹中木版竹笹堂
http://www.takezasa.co.jp/
http://kyoto.wakasa.jp/detail/26/541/
本当に小さな路地の奥にある町家が工房兼ショップになっています。
入り口の引き戸の小ささに驚きました。身長および横幅がある人は出入りが大変です。汗
(町家風、ではなく、ほんとの町家。この可愛らしい建物の仕様にも感激)



2時間ほど木版の体験教室に参加しました。
数種類の図柄が用意されていて、その中から好きな図柄を選び、彫り方&刷り方を教えてもらいます。
木版なんて小学校の図工以来やったことありません。汗
心配だなー。。

これから春や夏に使えるかも、、と思い二枚貝の図柄を選びました。
とってもシンプルな図柄ですが、いざ彫ってみると難しい〜!
悪戦苦闘しながらも集中するのであっという間に時間が経ちます。
これは相当楽しいです!

刷りは絵の具で好きな色を作って馬の毛で出来た刷毛で版木にまんべんなく塗り、紙を置いてバレンでこすります。
彫り方はもちろん、紙の質や絵の具の濃度などが影響するので、刷ってみるまでわかりません。どきどき。。



彫り具合を確認したかったので濃いめの色で刷ってしまい、貝なのに「栗」にしかみえん。。。汗
もうちょっと事前にいろいろ考えておけば良かった。。。。

でも、版木は水で洗って乾かせば別の色で刷ることもできるとのこと。
こんなシンプルな道具で楽しいことが出来るんだったら、自分でもやってみたい。
単純な図柄であれば本当に2時間もあれば作品が出来てしまう。
自作版画の年賀状が送られてくると「まめな人だなぁー」と思っておりましたが、意外と気負わずやれるものなんだなぁと実感。
オリーブの柄や「紋切り」の図柄を使ってやってみようかなー。

教室が終わってから、栞やブックカバー、カード、便箋などの商品を拝見。
作るのを体験し難しさを感じた後に見ると、プロの仕事の凄さを一層感じることが出来ました。色合わせなど参考になるものも沢山あり、ますます家でも自作してみたい気分に!

来年の年賀状は自作版画♩

しかし、こういう作品がひとつできると自分の「落款」が欲しくなってしまふね。。。


↓はパリで刷りのデモンストレーションを行った際の映像だそうです。




■唐長
http://www.karacho.co.jp/
いまでは1軒になってしまった唐紙の工房「唐長」のショップが四条にあったので立ち寄ってみました。
このショップが入っているビル cocon烏丸は建築家の隅 研吾氏のデザイン。ファサード部分やビル内の壁に唐長の文様が使われています。

唐紙の模様を集めた本を以前yokotinoさんに見せてもらった時、モダンな図柄に感激!
いにしえの人のセンスのすごさと仕事の緻密さに感動しました。

それら400年前から引き継がれる版木を使って刷られたポストカードや便箋などがこのショップには並んでいます。



版木の写真を見るだけでもひきこまれていきます。
http://www.karacho.co.jp/contents/syugakuin02/hangi.html
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/sdkenkiti

図柄のデザインそのものが素晴らしいのはもちろんですが、図柄の色、紙の色、紙質、、、すべてが調和しています。

買ったものは11代目の当主が書いた↓の本のみ。
あまりにも素敵すぎて、唐長のものを買うんだったらちゃんとどういうものか知った上で、できれば修学院工房に行ってから買いたいと思ったからです。

「いつか」のために、唐紙の歴史とその仕事について知っておこう、、

その「いつか」というのはこれ
ちょっと素敵な内容じゃぁないですか!

yokotinoさん、もっかいあの本見せて!
そしてyokotinoさんもいきませう!!



5 件のコメント:

  1. yokotino1/25/2010

    いやーやばいですね。一緒にいこう!ルートに恵文社と便利堂と河合寛次郎の美術館も入れましょう。
    あと、2月中旬までやってる根津美術館の展示、2Fの第五展示室は仕覆特集だったので、ぜひ。型の見本帖の実物も展示してあった。

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  2. 恵文社
    →ここはアテクシも行きたいとおもっておりましたです!

    河井寛次郎
    →20年ぐらい前に一度ひとりで訪れたことがありますだ。
     しみじみりーな空間です。
     今、もういちどいきたいだす!


    ここも行きたい。
    芸艸堂(うんそうどう)
    http://winds-unsodo.shop-pro.jp/
    このチビ子犬の版画グッズ(ぽち袋とか)欲しい、、、、


    竹中木版竹笹堂で木版やらせてもらいましたが、彫刻刀とか刷毛とか欲しくなっちゃった。。。唐長のワークショップ参加する前に小さな作品でも良いから版木を作りたいなぁと。
    ネトで版画用品買おうかしらー。と目論んでおります。。。
    (そしたら紋切りスタンプとか落款とか自分で作れるしー)

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  3. 木口木版のとき、図案について簡単に「こんなのは?」「あんなのは?」とか言ってた自分ですが、いざやってみるとその難しさがわかり、ずいぶん適当なことを言ってたんだなぁ、、、と

    さきほど、komaimuさんに謝りました。笑

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  4. pacchoさん、今上野でやってる活版凸凹展に、唐紙つくりキットや版もでてたよ!最終日に5日は〜16:00までなので気をつけて!

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  5. んとねえ。
    5日にね、ねいさんとお邪魔するつもりでおりまする。
    yokotinoはいるのかな?
    会えたらいいなーと思います。
    (11時ごろ待ち合わせして、行く予定だよ)

    日展会館と美篶堂まつりの場所は近いのか?
    明日会社でチラシをコピーしてこよう。

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