2009年9月27日日曜日

草星と素夢子

東福寺を出て、さてこの後どうしよう。
ホテルに荷物を預けているので、中心部に戻りながら新幹線の時間をつぶすほうがいいと思い、丸太町で下車。
今日は土曜日。鴨川ぞいでのんびりしてる人も多い。

河原町通りにある「草星」という器屋さんに行ってみた。
現代ものが中心でとてもセンスの良い品揃えらしい。
素朴な雰囲気のお店に入ると、お店の方が階段から降りてきた。この階段が小さくてとっても急な角度。汗
京都の昔からの家はこんな階段なんだそうだ。

ディスプレイされた器を見せてもらいながら器談義。
どれもシンプルなデザインなので、骨董市で買った染め付けと組み合わせても素敵。



焼酎に合いそうなシルエットの器に目がとまった。
さくっと削り取ったシルエットがかっこ良くて。
手におさまりも良い。
(↑の写真はちょっと茶色っぽく写ってますが、実際にはもっと黒い肌の器。)

器をキンキンに冷やして、焼酎ロックが似合いそう。。

今日はもうお買い物はしないつもりでいたのですが、せっかく京都に来たし、、、ということでひとつ買って帰る。(言い訳ばっか。。^_^;;)

お店を出てから烏丸御池の駅方面へ歩く。
もう外は暗くなりはじめている。
ホテル近くの韓国茶カフェが気になっていたので夕食をそこで済ませてから新幹線に乗ることにしよう。

素夢子古茶屋

明かりの感じや、李朝の家具や食器などが並んでいて寛ぎ感がすごい。
身体に優しそうな韓国茶を中心に、お菓子や料理がお手頃価格で食べられるカフェです。
コンセプトを完璧に具現化してるお店という印象。

さて、メニューを見ると素夢子御膳という料理を少しずつ盛りつけた韓国宮廷料理があったのでそれをオーダー。1,500円なり。



・チャプチェ
・イカのキムチ
・ほうれん草のナムル
・野菜のパジョン(黄色いのはかぼちゃ?緑のはなんだろう?)
・大根のふろふき
・蒸し肉
・大根と牛肉とトックのスープ(トックの形がかわいい)
・雑穀ご飯
・胡麻のお菓子

・ユリの一種の植物の根で作ったお茶

どれも美味しかったのですが、チャプチェとイカのキムチ、スープは特に美味しかった。
スープの優しい味と雑穀ご飯のもちもち感に癒されます。
ユリのお茶は独特な香ばしい香り。
こういう料理を毎日食べてたら元気でいられそう。

2週間ほど前に出張帰りに京都に寄ったけど、これだけ京都を満喫したのは12年ぶりぐらい。
12年前に来た時は車だったのでこんなに町中をテコテコ歩くことはなかったし。
それに、今回はインターネットで情報を得られたので色々なところを訪れることができた。
1日にいろんな神社仏閣巡りをてんこ盛りする旅はもう出来ぬです。^_^;;
また機会を見つけてこよう。今度は東寺の弘法さんかなぁ。

それにしても京都で感心するのは、なんていうんだろう。。
素敵な小さなお店が多くて、それが地域に密着していて、「地に足のついた商売」をしている印象のGood Shopが多い気がする。
良い品物や美味しいものを売っていてもプレゼンテーションが上手くなければお客さんに理解してもらえない。
個性を活かしたそれぞれのセンスを感じるプレゼンテーションが出来ている店が東京より沢山あると思う。
この違いはなんでしょうね?
町の成り立ちがそもそも違うからか、人間性の違いなのか。

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