アサヒビール大山崎山荘美術館へ。
megrockさん推薦の美術館。
安藤忠雄設計の建築がある洋館の美術館、という事前知識しかなかった。
行く前に美術館のウェブサイトを見たら
「民藝と仏教美術〜柳宗悦のこころうた〜」展というのをやっている!
民藝といえば日本民藝館も好きだし、京都の河井寛次郎美術館、静岡の芹沢銈介美術館も好きだ。
特に芹沢銈介美術館は、銈介が蔵を改築し住居にしたものが移築されていて、それがとても素敵!小学生のとき、将来はこんな家に住みたいなーと憧れました。
この展示で取り上げられている仏像は、柳宗悦が注目した木喰上人の木彫仏。
木喰上人の仏様は難しいことなしで見ているだけでじんわりほっこりする。仏教の教義を知らない人でも見るだけで救われるような表情なのだ。
民藝論を提唱した宗悦が好むのがほんとうによくわかる。
というわけで企画展にも建物にも興味を持ったので、蒸留所を出てその足で美術館に向かいました。
美術館に向かう道。美術館そのもののロケーション、外観。
入口から中に入る手前までで全て気に入った!
この洋館の歴史、そしてこの古い洋館や庭が安藤忠雄の建築と融合しているところ。
庭園の睡蓮の池、山の緑、今日の天気が雨で良かったと思えるぐらい全てが調和していました。
このどきどきはなんだろう、と思うぐらい、一目惚れでもしてしまったかのような気分。
そして気になっていた企画展。出会った仏様のほほえみや柳宗悦の世界観にも癒される。
この美術館については
ウェブサイトにおまかせします。
私の中で、今まで行った美術館ランキングでかなり上位にランクインされたことは確実。
すべてが素晴らしすぎて、庭の東屋から父に電話してしまった。
この山荘と木喰仏と宗悦についても、私と好みが合う父に伝えられてそれもまた感激。
誰かに教えたいし、また違う季節に行ってみたい。
1時間おきにたった2分だけ演奏される18世紀のオルゴールの音の繊細かつ荘厳なこと。
バスルームの素敵なこと。
窓枠やドアや天井の梁や暖炉や、、、こまかな装飾たち。
そして蘭が咲き乱れていたであろうサンルーム。
池の睡蓮と奇麗な色の鯉たち。
いろんなところに感激があった。
この館の主であった明治の実業家 加賀正太郎についても興味が沸いてくる。
今はまっている日本の明治期以降の読み物の中で、きっとこの先、この人物にも出会える気がする。
美術館に向かう道沿いにある加賀邸(加賀正太郎の系譜の方の持ち物なのだろうか)も落ち着いた雰囲気の煙突のあるモダンな建物。この建物もちょっと素敵でかなり気になる。。。
帰りは山崎駅まで送迎バスで戻り、カフェでランチ。
カフェ2Fのギャラリーにて、ベトナムの安南焼か中国のものか骨董のれんげを見つけた。
形も少し変わっていて、本来のれんげとしての使い道以外に、食器のように小さな料理を盛っても素敵な感じ。こういうのは5本一緒に連れて行ってあげなければかわいそう。
それから京都の山田製油のごま油も自分へのお土産にした。
帰りは京都の駅から新幹線。
夜ご飯は家で作ろう。
スーパーに寄り、新鮮でこぶりなヤリイカ、ズッキーニ、生トマト、にんにくなど買い物。
今夜は疲れたのでタウリン摂取。パスタにして食べる。
小さな感激が沢山あった1日でした。
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