2010年4月15日木曜日

タイムリー

今、山崎豊子の「運命の人」の4巻目突入。
弓成記者が沖縄へいったあたりです。

弓成を沖縄へ連れて行くあたり物語としていいなぁと思いながら読んでいます。

前にも書いたけどこの映画、この週末あたり見に行こうと思っていた。

ところが発見しちまった。汗


密約 外務省機密漏洩事件(1978年)
※6までしかないけど、、

4から6はいかにも週刊誌やワイドショーが好んでとりあげ、世間が騒ぎそうな話。
男ってやつは、、とも思ったし、女ってやつは、、、とも思ってしまった。
当時の騒ぎのようすと問題の本質がどっかにいっちゃったのが容易に想像できる。

(7から先がどうなるのかみたひ、、、)

ぜひ、2010年時点で判明した事実をもとに、もう一回映画にしてほしいなあ。


西山事件
西山太吉さんらが密約文書の開示求め提訴
有識者委員会による会見(「密約」問題)(平成22年3月9日)
岡田外務大臣会見(平成22年3月9日)
日米「密約」元外務官僚が初めて「存在」認める(10/03/19)
日米密約の重要文書、多くが消失
「情報革命起こった」 沖縄密約訴訟、原告ら喜びの声



この映像で西山氏も語っているけど、密約問題もさることながら、日本の政治・外交に関わる重要な資料を廃棄してしまうことは、国が日本国民の知る権利をないがしろにしているということになる。
アメリカの公文書で自国の歴史を知るしかない、なんてどういうことだ。
薬害エイズ問題の時にも過去の資料を破棄したりずさんな文書管理をしていた、、ということがあったよね。
日本政府の怠慢と欺瞞に満ちている!

アメリカなんてtwitterのつぶやきまで公文書として保管する、なんて今日のニュースに出てるくらいだ。(それすごいけど、、)
ツイッターの「つぶやき」を収蔵 米議会図書館



西山氏の奥様の手記も拝読。
西山夫婦は既に70代だ。
手記を読んで、この状況に陥ったら家族はばらばらになってしまうだろうと思った。
こんな事件に突然巻き込まれて奥様や家族は、長い間、どんな気持ちだったろうか。
最後のくだり、いろんなことがありすぎた夫婦の会話に涙が出てきた。
「今になって」ではあるが名誉回復できたことは救いかもしれない。

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評論家の三宅久之氏って毎日新聞記者時代、西山氏の直属の上司だったんですね。
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もし「問題のすり替え」が起こらなければ、、、、西山氏もどんなその後を歩んでいたのか、、、
それから「メディア」も今と違ったあり方をしていたかもしれない、、
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それと佐藤栄作のノーベル平和賞って取り消しなんじゃないのか?とふと思った。
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知らないことがいっぱいあるなぁ。。


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