アンソニー・ボーディンの「キッチンコンフィデンシャル」を読んでる。
このひとは、ディスカバリーチャンネルの「アンソニー 世界を喰らう」のナビゲーターの人。
シェフでもあり作家でもある。
「キッチンコンフィデンシャル」は彼の自叙伝的な小説。
レストランのバッグヤードで繰り広げられる料理人たちのタフな生態が手に取るようにわかるお話でございます。
あらすじ:夏の海辺のレストラン・ウェディング。大学生の著者が目撃したのは花婿も披露宴客もよそに、シェフを行きずりのセックスへと誘う花嫁の姿だった…。以来敢然と料理の世界に飛び込み30年。NY超有名店の破天荒シェフが暴露する驚愕間違いなしの秘密の数々。なぜ月曜に魚料理を食べてはいけないのか?ムール貝の恐怖とは?プロが認めるプロとは?禁断のノンフィクション。
どんなだよ。汗
と思って読み始めたのですが、ハンパなくパワフル。
アテクシのおとーとが一瞬、NYのちょっぴり有名なレストランで物見遊山的労働をしていたときがあったのですが、その時に聞いた「目まぐるしい日々」が理解できたような気がしました。
食材や料理も沢山でてくるんだけど、そんな中でアテクシが目を止めたのは「ミーズ・アン・プラス」ということば。
こんな文章がでてきます。
「ミーズ・アン・プラス——細心の注意を払って用意し配置した、塩、粗引き胡椒、室温に戻したバター、食用オイル、ワイン、予備の品物などのセットを指す——は有能なコックにとって祭壇に等しい。なにがあろうと、コックの「ミーズ」に手を出してはいけない」。
中国料理の料理人たちも鍋の横に基本調味料をセットしてる。
イメージ的にはそういう感じ?
この文章を見てからアテクシの脳内にはこの「ミーズ・アン・プラス」という言葉がインプットされ、お家で料理するときにもこの「ミーズ・アン・プラス」的な基本調味料セットをきっちり構築し、使いやすくセットすることで「シンプルだけど旨いもの」を作る近道になるのでは?と改めて認識してしまった。
ミーズ・アン・プラス。。。いいねえ。。。
なんか魅力的な言葉。。。
そんなわけで、料理中に使う調味料入れを刷新したい!と思っているのですが、なかなか良い製品がないんだよね。
と、鶏ガラでストックを煮だしながら書いております。
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