昭和50年代の前半ぐらいまでかなー。うちの向かいにピアノ工場があったんだ。
もともとうちの醤油の工場のたてものを、ピアノを作るためにそのまま使っていて、いつも「ポポーン、ポポーン」って調律する音が聞こえてた。
工場は天井が高くて、音が響いていた。
木材を切る作業場のところには大量のおがくずがあって、掘り返すとカブトムシやクワガタの幼虫のベッドになっていた。
木材を切る作業場の建物の中に忍び込むと、薄暗くてひんやりしてちょっと怖いようなわくわくするような気がした。
工場の前は原っぱになっていて、タンポポやおしろい花をあつめたり、かくれんぼしたり、使わなくなったコンクリートのタンク?に登ったりして遊んだ。
工場は木造でコールタールが表面に塗られていた。
昔は防腐剤のかわりにコールタールを塗った建物や塀がたくさんあって、今思うと風情がある。
昭和時代の良き思い出です。あんときの「春の匂い」を思い出す。
「ルビンシュタインの工場」って呼んでたことを思い出したので、忘れちゃいけない、と思って調査。
調律師さんのブログで発見。
初めて出来上がった製品を見たよ。
これもきっとうちの向かいの工場で作られたものなんだと思うな。
良い製品だったようでちょっと嬉しくなった。
その当時「ピアノ」を習う子供はすごく多かった気がする。
当然、アテクシも習っていた。ピアノはKAWAIだったけど。
バイエル、ブルグミュラー、ツェルニー、ハノン、、、、
アテクシにとって「ピアノのお稽古」は心地良い時間とはいえず、親を困らせておりましたが。汗
それにしても国産ピアノブランドってものすごい沢山あるんだなぁ。
そのほとんどが浜松周辺。
浜松近辺の風景として記憶にあるのは、木材を浮かべて貯蔵しておく池の風景。
さすが楽器の町と社会で習っただけある。
国産ピアノブランドリスト
http://www.pianoya.com/daisousa.htm
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