2010年4月10日土曜日

山椒でグレードアップ

田谷さんに夜行ってお味噌汁を飲むと「山椒」の香りでランチとの違いを出している。
なめこのお味噌汁(赤みそ)に山椒をちょっとふるだけで高級感が出るんだよね。(大人メシになるって感じ)

そこで今日は豚肉を味噌漬けにしておいたのを焼いてご飯にのっけて、山椒をふった。

豚肉はロース。昨日、日進ワールドデリカテッセンに寄って塊で買った。
そこから2枚切り出して、味噌漬け用に。残りは別の料理で使う。

お味噌と甘強酒造の「本みりん」、はちみつ、日本酒を混ぜて味噌床を作って豚肉をつけておくだけ。
味噌床の材料は全て本物。特にみりんはお屠蘇として飲める本物のみりん。
甘強酒造のおじさんにいただいたサンプルを使った。
焼く時に使った胡麻油も山田製油のもの。
(最近、調味料にもこだわっているじゃあないか。我ながら)

下に敷いた野菜はスロークッカーで寝ている間に煮だした鶏ガラスープでしゃきっと火を通したチンゲンサイとピーマン。


はふーん。いいです。
山椒は「うなぎ」だけじゃないから。お肉にも合うし、もっと多用しよう。
四川料理でよく使う花椒ほどじゃないけど、ほんのりビリリ、ふんわりいい香り。
日本の山椒ならでは。

サラダは新玉ねぎ、きゅうり、タコ、オリーブ、プチトマト。
リグーリアのオリーブオイルとレモン汁、塩、胡椒でシンプルなドレッシングを作ってマリネした。香りづけにシソの刻んだやつもいれた。
盛りつけはあんまり良くないけど(汗)、味はばっちりでございます。

たっぷり目に作ったから残りは冷蔵庫へ。
明日の朝はもっとしんなり味がしみてるはず。朝ご飯に食べよう。

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最近の夜ごはんは、素材とちゃんと作った調味料の組み合わせで自作しているので、添加物はゼロに近い。

安倍司さんの本を読んで再認識した。
化学調味料や添加物を目の敵にするのではなく、光と陰の部分をきちんと理解する。そして、自分の出来る範囲で楽しみながら食事を作ることが「豊かな食生活」を作り出すんだなぁと。

シンプルな材料と良い調味料をそろえる。
そこにちょっとした手間をかけたり、楽しむ心を持てる時間的余裕を確保する。
(これが現代の人たちには一番難しいんだ!)

それがあれば、自分が満足ご飯を食べられるだけじゃなくて、まじめにモノづくりをしている食の職人たちや国内の農業、漁業、酪農の人たちを守ることにも。

消費者の意識が国の産業や文化を守ることになるんだよね。繋がってるんだなぁ。


アテクシの仕事も「モノづくり」に関係している。
何かを生みだすためには技術や知識やセンスを持った人、時間、労力がいる。
出来上がったモノは何人もの人が関わっての結晶だ。

ジャンルは違ってもまじめにモノづくりをしてる人や会社を応援したいじゃない?
と思うわけです。

7 件のコメント:

  1. お久しぶりです。
    山椒というと和食は鰻のそれ、中華は花山椒を思い浮かべます。松陰神社の五指山でびりびり、八幡山のクルミ屋ダイニングでびりびり。口の中が痺れます。

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  2. yoshi-poohさん、いらっしゃいまし。

    ホワジャオ(花山椒)も和の山椒も、メーカーによってビリリ感が全然違いますよね。
    製法や鮮度も影響するのかなあ?

    一時期、麻婆豆腐にはまったことがあって花山椒をフライパンで煎ってつぶしたり、つぶし具合もいろいろ工夫してかけまくってました。笑
    (かけ過ぎは麻痺する。いかんですね。)

    五指山、ランチもあるんですね。
    http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131709/13045978/dtlmenu/
    お休みの日にチャリで行ってランチをためしてみようかなあ。と思いながら神泉の文琳すらもまだ行ったことない私。^_^;;

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  3. クルミ屋ダイニング、うまそーです。
    ビールがすすみそうだなぁ。。

    あ、そうだ、yoshi-poohさんに質問です。
    先日、ピーシェン豆板醤というのを手にいれたんです。
    http://item.rakuten.co.jp/kojuken/c/0000000158

    いろいろ食べ歩きつつ料理も作るyoshi-poohさんが豆板醤の料理を家で作るとしたら何作ります?

    麻婆豆腐はちょっと飽きちゃったし、胡瓜の和え物もよくつくるし、こないだはジャガイモと豚肉の炒め物つくったし、、、何作ろうかなぁと思っているところです。

    簡単で美味しい使い方、なにかないかなあと考えているところです。

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  4. 豆板醤>
    牛肉水煮にチャレンジします。
    くるみ屋ダイニングで目から鱗の美味しさだったもんで。作ったことは勿論ないんだけど意外とシンプルみたい。
    今日のランチは散々迷って新北海園の四川風麻婆豆腐でした。

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  5. 牛肉水煮って?と思って調べてみました。

    おだやかな料理を想像した(牛肉をスープとかで柔らかく煮て豆板醤のソースかなにかをつけて食べるのか?と想像していた)のですが、なんだーこれはー!汗

    激辛料理ですねえ。名前と実物が全然違うじゃないですかっ!笑

    牛肉水煮の由来が書いてあるんですがこれが結構酷い。笑
    http://yaplog.jp/momo-kimock/archive/3388

    「井塩の産地として知られた、四川省 自貢にて、塩井の汲み上げに酷使され、くたばった牛を調理すべく、労働者は、払い下げた牛、それを塩だけで、水煮して食べたのが始まりとか。」

    くたばった牛さん、、、、涙

    http://www.ne.jp/asahi/gohan/gohan/china21.html
    でもこれ、盛り上がりそうな料理ですね。
    豆板醤とホワジャオ+熱い油!

    yoshi-poohさん、まずトライしてみてください。汗
    タレとか美味しそうだから分量とか参考にして、蒸した白身魚とかにこういうタレをかけて食べてみようかなあ。
    (実は辛いのがそんなに得意ではないのです。)

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  6. yoshi-pooh4/30/2010

    ホテルオークラの辣油食べたことありますか?
    使い勝手がよく、お勧めです。

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  7. あ、それ田谷ママが言ってたやつだ!

    すごい美味しいらしい、、、とか。

    これですね!
    http://shinbashi.keizai.biz/headline/801/
    ほほー。ラー油をXO醤風に作った感じですかね。

    ちまたで「食べる系のラー油」が流行っているらしいですが、テレビ見てないのでどのくらいブームなのかわからないのですが、確かに美味しそう。。。

    ちょっとなにかに入れるだけで料理が美味しくなりそうですね!
    これでサンラータンとか作ってみたいなあ。。。

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